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「よく頑張った」でいいじゃないか

やあやあkobですよ。

なんか気を抜いている間にワールドカップが大詰めみたいですね。あ、あと中田さんが引退ですか。どうせならベルマーレに帰ってくればいいのに、とか、プロレスじゃないから1度引退したら復帰するのは無理なんだろうなくらいの感想です。あ、あと中田の引退と時を同じくして、中田が執行役員を勤めている東ハトが山崎パンに買収されたりして興味深いなぁとか思いました。役員は継続するみたいね(http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060703&a=20060703-00000045-jij-spo)。よくわからんぜ。

まぁ、それはいいのですが、先日テレビで、ベスト8で敗退して帰国したブラジルチームに対して、ブラジル国民達がブーイングをしている光景がやってました。それに比べて、日本チームはいわゆる“惨敗”的な負け方をして帰ってきたわりには、サポーターたちには案外好意的に向い入れられたような報道をどっかで見ました。

その対照的なファンの応対を見て、俺は日本人でよかったなぁと思ったもんでした。まぁ、ブラジルにとってみればベスト8でも惨敗なのかもしれませんけども、頑張ったではないですか。それをブーイングで向かいいれるとはねぇ。死者に鞭打つとはまさにこのことですよ。ブーイングを飛ばしているのが一部のラジカルな人たちの行為なのかもしれませんけども、そこは報道の魔術、一部のサンプルが全てを象徴しているように見えてしまうのだからあー怖い怖い。

そういや、日本でも8年前には生卵をぶつける輩が現れたり、今回の大会でも「試合で負けたのに笑顔を見せるな!」とか言って暴れて逮捕された輩もいましたっけ。なんかそういう人って品がないなぁと思うわけですよ。何がしたいんだろうかということですよ。現実世界でブーイングを飛ばすなんて機会ってホントにあるのかなぁ。私はよくプロレスを観に行きますので、ブーイングをやったことがないわけではないのですよ。むしろブーイング経験値は高い方ですよ。でも、あれはシステムの一部だもんなぁ。現実とは乖離したところにあるわけです。もしかしたら空港までわざわざ代表選手を迎えに行って、ブーイングってのもシステムの一部なのかなぁ。なんか品がないなぁ。

今回の日本が負けた原因についても、会社のサッカー好きの人とかは選手に「勝とうとする気」がないからだとか「サポーターもよくやったとか甘やかしちゃダメだ。ワールドカップは勝たなくては意味がない」とか目を吊り上げつつ言ってたりするんですが、ホントにそうなのかなぁと思うわけですよ。あえて極端な言い方するけども、たかだかサッカー、ワールドカップごときを特別視することもないのになぁと思うのです。日本の文化って「結果はもちろん大事だけども、頑張ったことも大事」みたいな文化だと思うんですよね。そういう意味ではサッカーに限ってなんか妙に欧米的な文化を取り入れなくてもいいのになぁなんて思うのです。

プロレスでも似たようなことがあって、アメリカのプロレス団体でWWEってところがあるのですね。で、年に1,2回来日して日本でも興行を行うのです。で、観客はヒール(悪玉)に対してブーイングを送るのですが、試合終了後、花道から引き上げていく悪玉レスラーにたいしても、日本では拍手が巻き起こるのですよ。「どうもありがとう」的な。これってアメリカではまず無いことなんですね。悪玉はとことん憎まれて最後の最後までブーイング。負けたらざまあみろで。

でも、日本では試合中はブーイングなのに終わって引き上げる時には大歓声なわけです。これもまた日本の文化だと思うのですが、やっぱり異論を唱える人はいるわけで、アメリカでは退場するヒールに声援を送ることはありえないのでやめろって言うわけです。で、私はやっぱり、ここは日本なんだし日本の流儀でいいんじゃねーの?と思ったりするのですよ。

もしかしたら、サッカー好きにとってみたら、欧米のサッカーに対して強さ、技術的なこと以上にファン心理的なところに対して大きなコンプレックスをもっているのかなぁ。その裏返しでファン心理の欧米化を図っているのではないかと。

そういう方の甲斐あってか、サッカーは頑張っても負けたら何も残らない。敗者は服を脱げ的な思想も定着しつつあるような気もしますが、あれだけ惨敗して帰ってきた日本代表にも温かい声援を送る日本に生まれてよかったなぁとも思う今日この頃であります。

優勝はどっちですかねぇ(棒読みで)。


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